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今昔さんぽ ~南部古代型染元・小野染彩所~の画像
今昔さんぽ ~南部古代型染元・小野染彩所~
2026.07.15
火曜シアターのコーナー、今回は相場詩織さんが藍色の世界を紹介します!
400年続く染物屋「小野染彩所」で南部古代型染という昔ながらの染の技を紹介します。
南部古代型染元・小野染彩所
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今回やってきたのは盛岡市材木町にある「南部古代型染元 蛭子屋 小野染彩所」です。
南部家ゆかりの型染を受け継ぎおよそ400年続く老舖です。



今回最初にお話を伺うのは小野染彩所18代目の小野信明さんです。



南部古代型染とは・・・
 江戸時代から南部藩に伝わる伝統的な型染で職人が型紙を使って一つひとつ手作業で文様を染める岩手の伝統工芸です。



相場さん
「昔ながらの染物というと着物だったり和のイメージが強かったんですけど、
今は本当にいろんなアイテムがあって帽子なんかもありますよ!」
「かわいい!」



相場さん
「この色が鮮やかで大胆な柄が良いですよね。」
「日常使いによさそう。」

形は今の暮らしに合わせて、でも文様と手仕事は昔のまま。
この染彩所には今と昔が一緒に息づいています。
代々受け継がれてきた文様
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続いて案内していただいたのは、お店の2階にある資料室です。
ここの残されているのは代々受け継がれてきた文様です。

いつ頃から受け継がれているものなのか・・・
小野さん
「はっきりはちょっと分かっていないんですが創業当時からの柄ですので、おそらく400年近い歴史があると思います。」

代表的な文様の
「向鶴」は、南部家の紋章にちなむ格式を感じさせます。
「千羽千鳥」は、小さな千鳥が連なる動きのある文様です。

数百年前の文様は現在でも使われています。
信明さん
「デザインとして完成度が高いものですから今でも通用するデザインかと思います。」
南部古代型染の三大工程~型彫り~


南部古代型染の大きな工程は、型彫り・糊置き・染色の3つです。



最初に紹介するのは「型彫り」。小刀で彫られた線の一つ一つが染め上がりの表情につながります。

信明さん
「一番神経を使う所は、カーブのあたりですね。和紙を正確に彫らないと使い物にならないので、
1ミリ違うと全く違う物になってしまうのでその辺は気をつけて作るようにしています。」

もしはみ出したり彫るのに少しでもミスをしてしまった場合はやり直しだそうですね。



およそ400受け継がれてきた文様。その歴史を支えてきたものの一つが、模様を彫り込む和紙です。
柿渋で何枚か重ねたものを使っています。柿渋をかけると虫に食べられなくなります。物理的な刺激を与えない限り何百年でも持ちます。
 
南部古代型染の三大工程~糊置き~
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次に紹介するのは「糊置き」です。
この作業を見せてくださるのは小野染彩所19代目の小野晶央さんです。



型彫りで彫った型の上に餅粉とぬかを練って作った糊を置いていく作業になります。



文様にそって置かれた糊の上に、木くずを落としていきます。木くずで覆われた糊は染料を防ぐふたの役割をします。



この後、藍染めの染料に浸しても糊の部分には色が入りません。
色をつけるためではなく色をつけない場所を残すのが糊置きの作業です。
 
南部古代型染の三大工程~染色~


最後に紹介するのは「染色」です。



藍の葉っぱが中に入っていて、発酵させた状態になっています。

相場さん
「発酵させているからちょっと泡がたってるんですね。」
「染める作業で大変なところとか気をつけなきゃいけないところはありますか?」

晶央さん
「基本的には一回で綺麗に染まる場合もありますけども、藍というのは生き物なので基本的には微生物が頑張って色を出してくれているので、その日によって調子もありますし、毎日管理しなきゃいけないというのは大変なところになりますね。」



元気がない日は思うように染まらないこともあります。
そんな時職人は「日本酒」を飲ませて藍の調子を整えます。

晶央さん
「これで染まりも良くなったりします。というケアをしてあげます。」

相場さん
「人間みたいな一面もありますね。面白い。」
 
昔と変わらない手仕事
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道具や技術が進み、大量生産もできるようになった今。それでも小野染彩所では昔から変わらない道具を使い、人の手で文様を彫り、糊を置き、藍で染めています。


その手仕事を次の世代へ受け継ぐ小野晶央さん。

晶央さん
「400年続く伝統と歴史を後世につないでいくというのが一番にありましたし、自分で新しいものを作り上げる「染め」の可能性というのにも魅力を感じている。」
「そういう意味で継ぐことを決めて岩手に帰ってきました。」

晶央さん
「実際に継いでみて、昔からのやり方なので工場と違って工程がやっぱり手作業すべて手作業になるのでその大変さはあるんですけど、一つずつやることを積み重ねていくことで最後お客様に手に渡るのでその嬉しさはすごいありますね。」



信明さん
「伝統工芸の技法を守りつつ実用性を高めて半歩ずつ進んでいきたいと思います。」
お問い合わせ


南部古代型染元 蛭子屋 小野染彩所

【住】盛岡市材木町10-16
【TEL】019-652-4116
【営】10:00~17:00
【休】不定休
※詳しくはインスタ・公式HPをご確認ください。
【駐】あり(店舗の脇)
動画はこちら!
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