
深さ日本一の岩風呂と5つの源泉|鉛温泉 藤三旅館
2025.06.20
花巻市の山間の名湯「鉛温泉 藤三旅館」は5つの源泉を有し、日本一の深さを誇る岩風呂など様々なお風呂をハシゴできる歴史ある温泉宿。
館内でいただける湯上がりグルメのほか、近くの絶景スポットも紹介しますよ☆
館内でいただける湯上がりグルメのほか、近くの絶景スポットも紹介しますよ☆
※放送時点の情報です。
新緑に彩られた豊沢ダム

今回は温泉を楽しむために花巻市にやって来ましたが、最初に訪れたのはその温泉から車で10分ほど進んだ先にある「豊沢ダム」からスタート。
流れ落ちる水の迫力に圧倒されます。
流れ落ちる水の迫力に圧倒されます。

さらに車で少し走ったところには、ダム湖の様子を一望できるビュースポットも。
昭和36年に完成し、最大貯水量は2,300万トンにもなるという豊沢ダム。そのスケールの大きさがよく分かりますね。
鳥や虫の鳴き声が響き渡り、涼しげな風が吹くとなんとも心が癒されます。
昭和36年に完成し、最大貯水量は2,300万トンにもなるという豊沢ダム。そのスケールの大きさがよく分かりますね。
鳥や虫の鳴き声が響き渡り、涼しげな風が吹くとなんとも心が癒されます。

灌漑(かんがい)用水の確保を目的として造られ、ここから豊沢川へと注ぐ水があるからこそ、農家さんが安定して米作りができるんですね。
米作りを支える縁の下の力持ちであるダム。米が不足している今、とてもありがたい存在です。
そして豊沢ダムを訪ねたのには、新緑を楽しむ以外にもう一つ理由が。
米作りを支える縁の下の力持ちであるダム。米が不足している今、とてもありがたい存在です。
そして豊沢ダムを訪ねたのには、新緑を楽しむ以外にもう一つ理由が。

それはこちらのダムカード。表には豊沢ダムの写真、裏面には所在地や水容量などの基本情報が書いてあります。
「ひとくちメモ」なんてものもあり、ダムが作られた背景などを知ることもできますよ。
「ひとくちメモ」なんてものもあり、ダムが作られた背景などを知ることもできますよ。

全国各地のダムで配布されていてファンも多いダムカード。カード集めを目的にドライブプランを組むのも楽しいですね♪
浴槽からシャワーまで、100%源泉掛け流し!

さていよいよ本題の温泉へ参りましょう。
お邪魔する「鉛温泉 藤三旅館」がある地区は、県内屈指の湯どころとして知られています。
お邪魔する「鉛温泉 藤三旅館」がある地区は、県内屈指の湯どころとして知られています。

県外からも多くのお客さんが訪れる人気の温泉宿で、玄関がある本館部分は総ケヤキ造りの3階建て。
昭和レトロな雰囲気の中、時間を忘れてくつろぎたくなる空間です。
昭和レトロな雰囲気の中、時間を忘れてくつろぎたくなる空間です。

5つの源泉がある藤三旅館では、全ての浴槽が源泉100%掛け流し。なんとシャワーから出るお湯まで源泉なんです!
ちょっと掛け流しすぎじゃないかと心配になりますが、それだけ湯量が豊富ということです。
ちょっと掛け流しすぎじゃないかと心配になりますが、それだけ湯量が豊富ということです。

鉛温泉の歴史は古く、開湯は今から600年以上も前のこと。
お湯で傷を癒す1匹の白い猿を見かけたことが、温泉の発見につながったと言われています。
お湯で傷を癒す1匹の白い猿を見かけたことが、温泉の発見につながったと言われています。
日本一の深イイ温泉!

温泉発見のきっかけとなった白い猿から名付けられたのが、藤三旅館を代表するお風呂「白猿の湯」。
こちらはある日本一の特徴を持ったお風呂なんです。いったいどんなお風呂なんでしょう?
こちらはある日本一の特徴を持ったお風呂なんです。いったいどんなお風呂なんでしょう?

浴場の扉を開けてまずビックリ!
吹き抜けになっていて扉のすぐ前が階段になっているんです。写真で見るより実際に見た方が、ずっと高さと広さを感じますよ。
脱衣所は階段を降りた先。今の時代には珍しい造りです。岩肌や木目からも歴史が感じられます。
吹き抜けになっていて扉のすぐ前が階段になっているんです。写真で見るより実際に見た方が、ずっと高さと広さを感じますよ。
脱衣所は階段を降りた先。今の時代には珍しい造りです。岩肌や木目からも歴史が感じられます。

いざ、浴槽へ入ってみると……

深い!!!その深さ、実に1m25cm!!
そう、この「白猿の湯」は深さが日本一の岩風呂なんです。身長1m75cmの林アナがしっかり直立しても胸の高さまでお湯に浸かります。
そう、この「白猿の湯」は深さが日本一の岩風呂なんです。身長1m75cmの林アナがしっかり直立しても胸の高さまでお湯に浸かります。

泉質は美肌効果もあるというアルカリ性単純高温泉で、肌触りは柔らかいですが温度はかなり熱め。
湯あたりしないよう、小まめに休憩をとりながら入浴するのがおすすめです。
湯あたりしないよう、小まめに休憩をとりながら入浴するのがおすすめです。

さらに自噴式であるというこの温泉。足元からお湯が湧き出し、自然の恵みを直接感じることができます。
深さによる浮遊感と湧き出る源泉のパワー、なかなか感じることができない体験ですよ。
深さによる浮遊感と湧き出る源泉のパワー、なかなか感じることができない体験ですよ。

5つの源泉を有する藤三旅館では、お風呂のハシゴも楽しめます。
白猿の湯以外のお風呂はすぐそばを流れる豊沢川に面しているので、新緑や川のせせらぎ、初夏の涼やかな風を感じながら、身も心も癒されること間違いなしです。
男女別で専用時間を設けているお風呂が多いので、行く前に公式サイトで時間割をチェックしてくださいね。
男女別で専用時間を設けているお風呂が多いので、行く前に公式サイトで時間割をチェックしてくださいね。
健康にイイ湯上がりグルメ

いいお湯に浸かった後はお腹が空くもの。館内のお食事処「灯」でお昼ご飯いただきます。
こちらには温泉で温まった体をさらに温めてくれる、湯上がりグルメがあるそうですよ。
こちらには温泉で温まった体をさらに温めてくれる、湯上がりグルメがあるそうですよ。

それがこちらの「雑穀カレーそば」。カレーのルーの材料に、花巻市で生産が盛んな雑穀「ヒエ」の粉を使っているんです。
ヒエはミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているので、健康を気にする人にも嬉しい一杯ですね。
ヒエはミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているので、健康を気にする人にも嬉しい一杯ですね。

スープはまろやかで優しい味わい。辛味は抑えめで、体の中にすっと入っていきます。
少しとろみがあるので、麺にもしっかりと絡みます。
少しとろみがあるので、麺にもしっかりと絡みます。

お蕎麦はコシがあって噛みごたえ抜群!
体の内からほっこりと温まる、とても幸せな湯上がりグルメです。
体の内からほっこりと温まる、とても幸せな湯上がりグルメです。

グリーンシーズンを迎えた花巻。夏ならではの美しい景色を堪能しながら、美味しいご飯と素敵な温泉を満喫してみてはいかがでしょうか?
お問い合わせ
鉛温泉 藤三旅館
【住】花巻市鉛中平75ー1
【TEL】0198-25-2311
【営】日帰り入浴|10:00~21:00(土日祝および繁忙期 14:00~17:00)
ランチ営業|11:30~12:45
【休】火曜(日帰り入浴・ランチ営業ともに)
〈入浴料〉
大人(中学生以上)800円、子ども600円
※GW・お盆・年末年始は各300円増
※3歳未満無料
【住】花巻市鉛中平75ー1
【TEL】0198-25-2311
【営】日帰り入浴|10:00~21:00(土日祝および繁忙期 14:00~17:00)
ランチ営業|11:30~12:45
【休】火曜(日帰り入浴・ランチ営業ともに)
〈入浴料〉
大人(中学生以上)800円、子ども600円
※GW・お盆・年末年始は各300円増
※3歳未満無料
豊沢ダム
【住】花巻市豊沢
【TEL】0198-25-2330(豊沢ダム管理所)
〈ダムカード〉
・配布時間 9:00~17:00
・配布場所 豊沢ダム管理所
【住】花巻市豊沢
【TEL】0198-25-2330(豊沢ダム管理所)
〈ダムカード〉
・配布時間 9:00~17:00
・配布場所 豊沢ダム管理所

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