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よりこと三代目の唄っこ紀行|津軽三味線の本場「金木町」へ
2026.09.11
岩手を中心に活躍する民謡歌手の佐野よりこさんと、津軽三味線「三代目 井上成美」を襲名した藤村由慈さんの2人が岩手県内をはじめとする各地を旅する「よりこと三代目の唄っこ紀行」。
今回は津軽三味線発祥の地、青森県五所川原市の金木町で「津軽三味線会館」や観光スポットを巡ります。
※放送時点の情報です。
全日本大会で優勝!
8月某日、盛岡市出身の津軽三味線奏者「三代目 井上成美」こと藤村由慈さんがテレビ岩手の一室で控えていると……
突然鳴り響くクラッカー!
祝福の言葉と共に飛び込んで来たのは、釜石市鵜住居出身の民謡歌手である佐野よりこさん。
お二人とも、テレビ岩手アカデミーで講師を務めています。
佐野よりこさん
知ってますよ!すごい賞取ったんですよね!!
そう、三代目は今年の7月に行われた「第38回 津軽三味線全日本金木大会」で、最高賞の「仁太坊賞」を受賞したのです!
「津軽三味線全日本金木大会」とは、津軽三味線発祥の地、青森県五所川原市金木町で毎年開催されている全国規模の津軽三味線コンクール。
三味線奏者にとって、この大会で優勝することは非常に名誉なことなのです。
三代目にとっては18回もの挑戦を経て勝ち取った悲願の優勝だそう。
本当におめでとうございます!

さて、よりこさんが訪れたのはお祝いの言葉を伝えるためだけでは無いようです。
佐野よりこさん
長らく民謡やっていますけれども、津軽三味線について改めて知りたいなと思いまして……
三代目 井上成美:藤村由慈さん
はい
佐野よりこさん
今から五所川原市へ行きます
三代目 井上成美:藤村由慈さん
今から!?
ということで今回の旅は岩手を飛び出して津軽三味線の本場、青森県の五所川原市金木町が舞台です。
三代目の解説を聞きながら津軽三味線を学ぶ
まず訪れたのは三代目が優勝した大会の会場である「津軽三味線会館」。
するとよりこさんが敷地内であるものを発見。
佐野よりこさん
あら?こんなところに!
三代目 井上成美:藤村由慈さん
あ、イケメンが居る!!
そこにあったのはイケメン(三代目)が写っている巨大ポスター。
もはや金木町の大スターです。
その後もあちこちにポスターが貼られていました。
いかに金木町で津軽三味線が親しまれているかが分かりますね。
さて、「津軽三味線会館」に話を戻しましょう。
普段は津軽三味線の歴史や文化を知ることができる、金木町を代表する観光スポットとなっています。
まずは三味線のルーツが分かる展示コーナーへ。
元は中国の「三弦」という楽器だったものが、沖縄に来て「三線」になり、さらに発展させて現在の「三味線」の形になったと言われているそうです。
現在の三味線にもいろいろあり、「津軽三味線」の他に「義太夫」「地歌」「常磐津」「長唄」「小唄」といった様々な種類がありますよ。
種類の違いとして主にあげられるのが棹(さお)の太さ。
「細棹」「中棹」「太棹」と大きく3種類に分かれており、津軽三味線では太棹のものが使われています。

それぞれ「太棹=大きな音と迫力が特徴」「中棹=人の声や他の楽器と合わせやすい」「細棹=軽やかで華やかな音」という特徴があるそうですよ。
こちらは三味線のパーツが並ぶコーナー。
三味線の棹に使われる主な木材は「花林(花梨)」「紫檀」「紅木」といった硬い素材が使われており、これには音色を良くする他に「棹が減りづらい」という利点があるそうです。
何度も弾いているうちに木が減ってくるそうで、中でも「紅木」は最も硬いため減りづらく、高級品とされています。
佐野よりこさん
三味線のプレイヤーとしてはどのパーツが一番大事ですか?
三代目 井上成美:藤村由慈さん
もちろん材料の違いでも音色というのは変わってくると思うんですけれども、私は皮の張り具合が分かりやすく音に影響するんじゃないかと思っています
良いものを揃えようとすると200万円以上にもなる三味線。
展示されているたくさんのパーツがこだわって作られていることを思うと納得の値段ですが、安くはないですね。

今回ご紹介した展示の他にも津軽三味線の始祖「仁太坊」まつわる展示や、生演奏も毎日行われているので、津軽三味線の魅力を存分に堪能できるスポットです。
また、会館のすぐ近くには太宰治の生家として知られる「斜陽館」があります。
こちらも金木町の観光スポットとしてオススメ。津軽三味線会館を訪れた際にはぜひこちらにも足を運んでみてくださいね。
地元のあたたかさに涙
津軽三味線会館を後にした2人は、三代目がずっと行きたかったという場所へ。
それが津軽三味線会館のすぐ隣にある「コミュニティスペース KADOKKO」。
名前の通り角っこに建っていますよ。
こちらは金木町の特産品や軽食を提供しているコミュニティスペースで、地元の方や観光客にも人気があります。
出迎えてくださったのは、金木大会の実行委員もされている店主の斎藤真紀子さん。
三代目が諦めずに何度も挑戦する姿をずっと見守ってきたそうです。
KADOKKO 店主:斎藤真紀子さん
実行委員に関わって32〜33年くらいになるので、本当にずっと陰ながら応援させてもらって
三代目 井上成美:藤村由慈さん
私が学生の時から実行委員だったってことですか?!
長年大会に携わってきた斎藤さん。
「金木の大会が若手の登竜門として特別なものであることが嬉しい」と語ります。
KADOKKO 店主:斎藤真紀子さん
今回は間近で聞くことはできなかったんですけど、聞いていたお客様から「挑戦者の中で三代目が一番津軽らしい演奏をされていた」というのを聞いて、「あ〜!それは分かる気がする!!」って思いました
この話を聞いて、思わず涙ぐむ三代目。
大会を支える地元の方々が、奏者1人1人を大切に思っているのが伝わるお話ですね。
三代目 井上成美:藤村由慈さん
「何が津軽らしいか」という明確なものは多分無くて、みんながそれぞれ津軽らしさを求めて演奏したとは思うんですけれども、「私の思う津軽らしさ」が地元の人にこうやって評価されるというのは弾き手として一番嬉しい瞬間ですよね
そんな三代目の「津軽らしさ」を感じる演奏を、記事の最後にある動画から聴くことができますよ。
津軽民謡を代表する「津軽じょんから節」をぜひご鑑賞ください!
お問い合わせ
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津軽三味線会館
【住】青森県五所川原市金木町朝日山189-3
【営】9:00〜16:00
【TEL】0173-54-1616
※詳しくはホームページをご覧ください
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太宰治記念館「斜陽館」
【住】青森県五所川原市金木町朝日山412-1
【営】9:00〜17:00
【TEL】0173-53-2020
※詳しくはホームページをご覧ください
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コミュニティスペース KADOKKO
【住】青森県五所川原市金木町朝日山446-1
【営】10:00〜16:00
【休】毎週木曜日・第2日曜日
【TEL】0173-52-3232
動画はこちら!
5きげんテレビの画像
テレビ岩手で
月曜~木曜:午後4時45分~午後5時53分
金曜:午後3時50分~午後5時53分
に放送中!
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