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知る人ぞ知る美味しい秋の味覚「ミズの実」を食べよう!
2025.09.22
里山と釣り大好きライターによる連載「とてちてくうべし」では、食材を採るところから食べられる状態にするところまでの様子を紹介していく。
今回は「ミズの実(ムカゴ)」の採り方、下処理、おすすめの食べ方を紹介しよう。
※筆者はきのこ/山菜の専門家ではありません。この記事の情報だけできのこ/山菜の同定を行うのは絶対におやめください。
※下処理や調理の方法は家庭で楽しむことを前提としております。販売等を行う際の参考にするのはおやめください。
※天然のものを口にする際は自己責任でお願いします。
ライター:イグチ アイコ
ミズの実を採ろう
今回は当連載3回目で紹介した山菜「ミズ(ウワバミソウ)」の実がテーマ。
実と言ってもその正体は「ムカゴ」。写真の葉っぱの根元にある、茶色っぽい塊がソレだ。

ミズが採れる場所や特徴について改めておさらいすると、

【場所】
渓流沿いの斜面、山奥の林道沿い、水で湿った崖の近くなど、暗くひっそりとしてジメジメした場所。

【特徴】
ギザギザとした葉っぱで地面から生え、茎はみずみずしい。岩手でよく見かけるものは茎の根元が赤くなっている。
秋の初め頃にミズが生えている場所に行ってみると、ムカゴが出来ているのが確認できるだろう。
しかしどうも、全てのミズに必ずムカゴが発生するわけでは無いようなのである。土質によるのか、日当たりによるのか……理由は不明だが、今の時期に行ってムカゴが見つからないようなら、諦めて別の場所のミズを見てみよう。
1本の茎から採れるムカゴは3〜5粒ほど。多いと8粒くらい付いていることもある。
一気に大量に集めることは出来ないが、山道を散策する道すがら数時間かけて集めていれば、それなりの数が集まるだろう。

採る時は茎ごとムカゴが付いているエリアをちぎり取る。葉っぱが付いたままだとかさばるので、歩きながら葉っぱは取ってしまうのがおすすめ。
茎は一緒に食べることができるので残していて構わないが、瓶詰めにするのであれば3粒以上繋がった茎はちぎって短くしておいた方が瓶に詰める時に楽になる。
下処理と保存の仕方
下処理と言っても、やることは洗って茹でるだけ
米と一緒に炊き込むならば、茹でることすらいらない。
土汚れを洗い落としたら、鍋で1〜2分サッと茹でてやる。すると赤茶色だった部分はあっという間に緑色に変わる。
もうこのまま、醤油などかけて食べることもできる。

だが一番メジャーな食べ方は漬物
一夜漬けでも十分だが、長く漬けても柔らかくならないので長期保存も可能だ。
長く保存する場合は、まず手頃なサイズの瓶を煮沸消毒しておき……
その中に隙間なくミズの実をみっしりと詰め、めんつゆ・白だし・浅漬けの素など、好みの漬け汁を実が浸かるまで入れたら蓋をして完了。
消費期限は不明なのでいつまで保存するかは自己責任だが、我が家では半年経っても問題なく食べることができた。
おすすめの食べ方
ミズの実自体は味にクセが無いので、漬け汁の味が合う料理ならば何に入れてもOK。
そのまま白いご飯と一緒に食べても良いし、炒め物や鍋に混ぜたり、天ぷらにするのも良い。
特におすすめなのは、漬けておいたミズの実を大根おろし里芋と和えたもの。
シャキシャキとした歯応えと、実の中は山菜のミズと同様に少しとろみがあって良いアクセントになってくれる。

彩りとして今の時期ならオクラ、もう少し秋が深まった頃なら菊の花を散らすとさらに良い。
里芋の茹で具合は、個人的にはとろとろになるまで茹でるよりも、少し固めに茹でた方がこの食べ方には合うと思っている。


以上、今回の「とてちてくうべし」はミズの実の採り方・食べ方をお送りした。
今年も連日クマによる被害のニュースが絶えない。こちらの記事も参考にして気をつけつつ、豊かな人生を送ろう。
イグチ アイコの画像
岩手で生まれ、岩手で育ち、岩手の野山でキノコなどを探して徘徊している妖怪。主に山の話をします。本当はインドア派。
最近釣りも始めて休みがいくらあっても足りない。夢は定年退職。
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