MENU
害獣をまちの財産に「大槌ジビエ」の画像
害獣をまちの財産に「大槌ジビエ」
2023.04.26
岩手県の沿岸、大槌町にやってきました。
害獣と呼ばれるある動物を有効活用しているMOMIJI株式会社をご紹介します。
※放送時点の情報です。
害獣を有効活用
自薦豊かなこの町で、近年ある悩ましい問題が起きているということなのですが、 それを逆手にとって町の財産にしてしまおうと頑張っている方々がいるんです。

町民を悩ます問題とは鹿の農作物被害です。

岩手県による鹿の農作物被害は年間数億円とも言われ、中には農業を辞めざるを得ない人も…。

害獣と呼ばれる鹿を有効活用しようと立ち上がったのは、MOMIJI株式会社の兼澤幸男さん。
震災後大槌に帰郷した兼澤さん。
鹿による農作物被害が酷いと聞いて、自身もハンターになって有害駆除事業をはじめました。
鹿は岩手県内に11万頭いるとされていて、沿岸地域でも多くなっています。
大槌ジビエを全国に発信しようと、今年鹿肉を加工する新工場が完成。
解体から加工・販売まで一貫して行うことができる施設です。
 
ジビエ利活用に繋げたいという思いに共感してくれたハンターさんが、捕獲した鹿を工場に持ち込んでくれています。

大槌の鹿肉をブランド化した大槌ジビエ。
狩猟で得た野生鳥獣の食肉を意味するジビエ。ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。
MOMIJIでは捕獲してから処理するまでの時間にこだわっています。
捕獲後1時間以内に工場で処理するので、上質な鹿肉になるんだそう。
捕獲した鹿全頭検食していて、万が一匂いが出てしまった個体はペットフードに活用しています。
ジビエ人気商品
工場で加工された鹿肉は、ひれ肉やもも肉、缶詰などの商品に生まれ変わります。
 


中でも人気なのは、大槌鹿のコク旨シチュー。
大槌鹿のコク旨シチュー
ヘルシーで栄養満点の缶詰でリピーターが多い商品。
陸前高田市のタイム缶詰で作っていて、調味料に八木澤商店の味噌が入っています。
大槌町と陸前高田市のコラボ商品です。
 
口の中でホロホロと溶けていきます。
脂っぽさがなくて凄く旨味が詰まっていますよ。
臭みというものは全く感じられません。
ご飯のおかずとしてでも、洋食でも様々な料理に活用いただけます。
アクセサリーや小物も…
お肉だけではありません。
MOMIJIでは鹿の皮や角も利活用。アクセサリーや小物にして販売しています。
名刺入れ
名刺入れはとても柔らかくて使いやすいです。 手に馴染んできたような風合いが最初からある素敵な商品です。
MOMIJIの活動を全国に
MOMIJIの活動は岩手県はもちろん、全国からも注目を集めています。
農作物被害を抱えている市町村はたくさんあります。大槌町の成功例を発信していきたいと兼澤さんはおっしゃっていました。

まだ口にしたことのない方も、手にしたことがない方もぜひこれを機会に鹿の魅力を感じてみてください。
お問い合わせ
  • イメージ1
MOMIJI株式会社
【住】岩手県大槌町安渡1-3-20
【営】9:00~18:00
【TEL】0193-27-8741
5きげんテレビの画像
テレビ岩手で
月曜~木曜:午後4時45分~午後5時53分
金曜:午後3時50分~午後5時53分
に放送中!
番組内で紹介した話題を記事にしてお届けします。
  • Instagram
関連記事
おすすめ
テレいわ屋は「旬」の情報を発信中!
岩手のグルメ・観光スポット・イベント情報・おすすめのレシピなどをお届けします。
ブックマークやホーム画面に追加して情報をチェックしよう!
  • Twitter