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裕太の部屋〜不来方出身のマルチプレーヤー〜
2023.09.25
「5きげんテレビ」金曜MCの渡辺裕太が、岩手で「頑張る人」「話題の人」「ゆかりの人」などをスタジオにお招きし、いろんなお話を聞いちゃうトークショー「裕太の部屋」。
今回はオペラ歌手、指揮者、シンガーソングライター、ボイストレーナーと様々なジャンルで活躍される太田代 将孝さんにお話を伺いました。
※放送時点の情報です。
幅広い音楽活動
今回のゲストである太田代 将孝さんは、デビューから30年ほど歌をメインにいろいろな音楽の仕事をされています。
特にオペラ・クラシックの分野での活動を多くされていますが、最初のデビューはアカペラのポップス系コーラスグループ。
30歳を過ぎたあたりからシンガーソングライターとして弾き語りなども始め、現在はクラシックとポップス両方の活動をしていく中でご自身が学ばれたことを、レッスンとして多くの人に広める活動もされています。
不来方高校音楽コース 卒業生第1号
太田代さんは岩手の不来方高等学校、音楽コースの出身。
僕は不来方高校に音楽コースができた時の、1回生の卒業証書1号なんです。
そうなんですか!?
はい。1組1番だったんで。
「おおたしろ」さんだから?
いや、成績順です。
あ、成績順ですか!失礼しました!
いや、五十音ですけど(笑)
そんなおちゃめな太田代さんは、高校卒業後は東京の国立(くにたち)音楽大学へ進学。
同期にはMy Little Loverのakkoさん、少し上の先輩には「千の風になって」の秋川雅史さんなど、様々な場で活躍されている方を多く輩出している大学です。
指揮者としての顔
音楽という幅広い活動の中で、指揮者としても活動している太田代さん。
学校で使用する教材のデモ演奏のプロデュースを任され、納品するCDを作成する上でご自身が指揮や編曲をされたことが最初のきっかけとのこと。
その後、合唱が盛んな岩手などで合唱団の指導をしていくようになり、指揮者としての活動の幅も広がっていったそうです。
才能が留まることを知らないですね。
この仕事どう?って聞かれて「できません」って言うのが嫌だったんです。
正直、それまでに一度もやったことがないような仕事も?
ありますよ。でも僕みたいなフリーでやってる人間って「できません」と言ったら、もうそこでおしまいなので、初めてのことでも「やりますよ」って。
そういう気持ちでトライするチャレンジ精神が大切なんですね。
指揮をする上ではどういうことを大切にされているんですか?
僕はありがたいことに、合唱団やアンサンブルなどで大きなコンサートに出た際に、世界的に有名な指揮者の方と共演する機会を何度か得ていまして、その中で自分が歌いやすかった指揮者をモデルにして、なるべくシンプルに振るようにしています。
世界の様々な方を見た経験を生かして、ご自身の活動にされているんですね。
分からない人は本当に、こう、ハンドパワーか?みたいな何がしたいのか分からない動きをする人もいるんですよ。
ちょっと格好つけちゃっているような?
そうです。そういう動きにはならないように心がけてやっています。
オペラ歌手としての顔
続いてオペラ活動について伺いました。オペラは大学生時代から始められたとのこと。
それっぽい顔して歌ってますけどね。(写真を見ながら)
やっぱりオペラはご自身の中で、一番の土台になっているんですか?
僕は音楽のジャンルとしては、ハードロックも好きだし、元々ドラムもやってたし、ジャンルとしては別に何でもいいんですけど、ただ「声を鍛える」という点についてはやっぱりオペラが一番で…
もう本当にアホな話をすれば、もし万が一地球が滅亡の危機になった時に、唯一戦えるのが声だってなったら…
俺の声は武器になるんじゃないかと。
そうですね……
って言いたいんですけど、ちょっとどういうことですか?声が??武器に???
いや、なるかもしれないじゃないですか。例えば僕は渓流釣りが好きで、すっごい山奥にも入るんですけど、山へ入ったらまず全力で歌うんですよ。だから絶対クマが寄ってこないですよ。
あ、なるほど。クマ避けとしても良いと。
その代わりシカはめちゃくちゃ寄ってきますけどね。
心地よい歌声に吸い寄せられて?
シカを呼ぶシカ笛の音と周波数的にどこか似たとこがあるのか、見事にシカは寄って来るんですけど、クマは寄ってこないですね。
思わぬ方向に話が行きましたが、歌手として活動していく上では「声を鍛える」ということをどこまでも追求する必要がある、と語ってくださいました。
シンガーソングライターとしての顔
シンガーソングライターとして曲を書くといった活動も、やはり曲をご自身で書きたいという思いから始められたんですか?
そうですね。何かそれっぽいことやってますね。(写真を見ながら)
それっぽいというか、ちゃんとプロの顔ですけどね。
15秒のCMとか、番組のジングルのようなちょっとした曲はアカペラコーラスグループ時代にも依頼されて書いていましたが、一回本当に歌をやめようって思った時があって、その時に一緒にいた仲間に「じゃあ最後ぐらいお前が曲を書いて、みんなで演奏しよう」と言われて。それがきっかけでしたね。
実はお父様は今年甲子園にも出場した花巻東高校の校歌を作曲された方で、音楽一家の中で育った太田代さん。
専門教育としてではなく、家の中での遊びとして小さい頃から常に音楽に親しんできたそうです。
そういった環境が、数多くの経歴に繋がっているんですね。
美しい歌声!
スタジオでは太田代さんが素晴らしい歌声を披露!
「Time To Say Goodbye」をアカペラで歌ってくださいました。
シカが聴き惚れて集まってくる気持ちがよく分かります。

先日盛岡市で行われた「いしがきMUSIC FESTIVAL 2023」でもアコースティックの弾き語りでステージに立たれた太田代さん。
また岩手に素敵な音楽を届けに来ていただきたいですね。
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テレビ岩手で
月曜~木曜:午後4時45分~午後5時53分
金曜:午後3時50分~午後5時53分
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