マルカンビル大食堂〜昭和レトロなメニューと空間〜

2023.07.01

県内各地の魅力的な場所を、実際に足を運ぶともらえる特典と共に紹介する新企画「5きげんタイムズ」。
記念すべき第1回は花巻市民が愛する、あの昭和の大食堂「マルカンビル大食堂」から、人気メニュー・グッズをご紹介します。

※放送時点の情報です。

地元で愛され続ける大食堂の歴史と魅力懐かしの人気メニュー職人技の名物ソフトクリーム新たな魅力！オリジナルグッズ特典をゲットするには？お問い合わせ放送アーカイブはこちらから！

地元で愛され続ける大食堂の歴史と魅力

花巻市に、オープンと同時にお客さんが集まる場所があります。
中心地のアーケード街の、味のある建物の6Fにあるその場所は……

ご存じ！マルカンビル大食堂です！！
早速入って行きましょう。

エレベーターが上昇すると共に、ワクワク度も上昇！
6Fに到着し、エレベーターの扉が開くと、そこには…

メニューのサンプルやレトロなインテリアが目の前に広がり、まるでタイムスリップをしたかのようです。
この令和の時代に、まだこういう昭和を感じさせる場所がある。
それが大人には懐かしく、若い人には新鮮に映り、愛される理由の1つとなっています。

今から50年前の昭和48年に「マルカン百貨店」がオープンし、その食事処として営業を開始した「マルカン大食堂」。
平成になっても家族での外食、学生たちの寄り道などで多くの人に愛されましたが、2016年に百貨店は閉店してしまいました。

しかし大食堂の復活を望む声は大きく、地元の会社が新たに経営を引き継ぎ、クラウドファンディングなどの支援によって2017年に「マルカンビル大食堂」として再開しました。

再開後も昔懐かしい食品サンプルをはじめ、店内の設備やインテリア、メニューはそのまま受け継いでいます。
ここには古き良き大食堂としての雰囲気が、丸ごと残されているのです。

長年大食堂に勤める、菊池英樹さんにお話を伺いました。

マルカンビル大食堂のシンボル的な存在である、レトロな箸入れはまだ手に入るのかを聞くと
「今はもう日本中どこに行っても手に入らない。メーカーに問い合わせたが、部品は作れるが1つの形にすることはできないと言われ、今あるものしかない」
とのこと。貴重なものなんですね。

テーブルや椅子も、創業当時のものを背もたれの布を張り替えるなど、手入れして大切に使い続けているそうです。
子供用の椅子は足を置く板や手すりにかなり年季が入っていますが、「当時は子供だった子が、今はいい大人になっているんだなぁ…」と思いを馳せることが出来て、これもまた1つの文化ですね。

懐かしの人気メニュー

最初にご紹介するのは、不動の人気メニュー「ナポリかつ」！

★ナポリかつ（990円）
ナポリタンの上にカツが乗っていて、手に持った重さからも伝わるボリューム。

サクサクのカツは、お子さんや年配の方でも噛み切りやすいちょうど良い厚さです。
ナポリタンも懐かしの、これぞ昭和のスパゲッティという味。
こちらのメニューが出されるようになったのは、長嶋茂雄さんが現役の頃、読売ジャイアンツがきっかけでカツカレーが流行した際に、それを耳にした先代の料理長が「ちょっとナポリタンにカツを乗せてみようか」と作ってみたのが始まりとのこと。
豊富なメニューからもう1品ご紹介します。

★マルカンラーメン（780円）
こちらも昔からファンが多いメニューです。
ピリ辛のあんかけスープは野菜などが入って具沢山。

細麺とよく絡み、クセになる美味しさです。
家庭でも味わえる「レトルト版」も販売されていますよ。

職人技の名物ソフトクリーム

食後にはデザートも♪ マルカンビル大食堂のデザートといえば…

★ソフトクリーム（260円）

名物の10段ソフトクリームです！
この美しい段は職人技によって作られているんです。

お見事！
10段ソフトを作り続けて15年のベテランスタッフさんにお話を聞くと、多いときで1日1000個以上出ることもあり、そんな日はずっと作り続けているそうです。
軸があるように想像しながら、左手で同じリズムで巻いていくのがコツとのこと。
たくさんある食事メニューのどれを食べたとしても、最後はやっぱりこのソフトクリームの癒される甘さで締めるというのが、マルカンの流儀☆

箸で食べるのが定番の食べ方なのですが、これは地元のお客さんから自然に広まった食べ方だそうです。
他にも、地元の人の間では通な食べ方があります。

その1つが、数人でシェアをしたいとき、水を飲む用に用意されているコップをソフトに被せて箸でカットし、ひっくり返すというもの。

マルカンビル大食堂公認の食べ方なので、1人で食べるのは大変という方は気軽にお試しください。

新たな魅力！オリジナルグッズ

大食堂の復活を機に、可愛らしいオリジナルグッズの数々が、新たな魅力として加わりました。（※ショップは1F）
その中から、おすすめのグッズをいくつかご紹介します。

★ステッカー（各 300円）

ソフトやナポリかつなどの種類があり、スマートフォンのカバーに挟むのもおすすめです。

★ご当地スタンド（660円）

今人気のご当地スタンド。
写真を撮る時に添えて、個性を出すのが流行っていますよ。

★食券メガネ拭き（360円）
食券を模したメガネ拭きもあります。
並べて見るとそっくりですね。

★カプセルトイ（1回 300円）
カプセルトイも注目を集めています。
こちらは大食堂の人気メニューのキーホルダーが、ランダムで入っていますよ。
お土産にぴったりのお菓子もありました。

★ソフトクリームミニバウム（10個入り 760円）
名物のソフトクリームと同じ原材料を使っているというこちらのお菓子、
2つ買って箱を合わせると…

ほぼ実物大のソフトクリームが再現できるパッケージになっています！
迫力が伝わって、お土産話にも花が咲きますね。
お買い上げの際は、ぜひ2つセットで♪
平日でもたくさんの人が訪れていて、花巻の新たな交流拠点となっていました。

特典をゲットするには？

さらに嬉しいプレゼントをゲットするチャンス☆
2023年6月23日から、マルカンビル大食堂にキャンペーン看板が設置されています。

※放送時点の情報です。

「5きげんタイムズ」のロゴが目印です。
この看板に二次元コードが掲載されているので、テレビ岩手の公式アプリ「てれリンク」でそのコードを読み込んでください。
読み込み後に表示される画面を1Fのレジスタッフに見せると、プレゼントをもらうことができますよ♪
ぜひ現地に足を運んでゲットしてください！

今回お話を聞かせてくださったスタッフのみなさんは、今後のマルカンビル大食堂について、
「これからも変わらずに、他県からもいろんな人に来てもらいたい」
「遠くて来られない方にも、マルカンビルの雰囲気や味を感じられるお土産を作りたい。それがきっかけで行ってみよう！となってもらえたら嬉しい」
「花巻市民のリビングルームになっていきたい。小さいお子さんや学校帰りの学生、家族3世代で晴れの日にご飯を食べに行く場所になれたら。長くみなさまにそんな場所を提供していきたい」
と語ってくださいました。

マルカンビル大食堂は、過ぎ去った日々の思い出が蘇る場所。
そして今も、新しい思い出が生まれ続けている場所でもあります。
老いも若きも、多くの人が大食堂に魅了され続けています。

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