![澤井工房~螺鈿(らでん)細工~の画像](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/01.jpg)
澤井工房~螺鈿(らでん)細工~
2023.10.27
今回は、漆と貝が織りなす異次元の美しさへと誘います♪
盛岡市東松園にある「澤井工房」では、伝統工芸品である螺鈿細工をすべて手作業で行っています。
特別な技で作り上げた螺鈿の魅力をご紹介します。
盛岡市東松園にある「澤井工房」では、伝統工芸品である螺鈿細工をすべて手作業で行っています。
特別な技で作り上げた螺鈿の魅力をご紹介します。
※放送時点の情報です。
螺鈿の技と美
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/02.jpg)
アワビ貝や夜光貝などの美しい面を切り取り、模様として表現する漆工芸「螺鈿」。
宝石のような貝の輝きと漆の色。その美しさが特徴です。
宝石のような貝の輝きと漆の色。その美しさが特徴です。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/03.jpg)
盛岡市の住宅地、東松園にある「澤井工房」。
「いらっしゃいませ。どうぞご覧になっていってください。」と出迎えてくれたのは澤井工房の澤井さん。
「いらっしゃいませ。どうぞご覧になっていってください。」と出迎えてくれたのは澤井工房の澤井さん。
工房には、アクセサリーや茶道具など美しい螺鈿細工が並んでいます。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/06.jpg)
螺鈿細工の貝の色は、ピンク・ブルー・グリーンと3つの色が変化するのが特徴。
「この模様はすごく高度な技術が必要になってきます。だからこそ、いかに綺麗に作り上げるかというのが当時からの目的で、今までやり通しています」と話す澤井さん。
昔からある紋様も、今では作る人がなく三角形に切り込みを入れる技も時間をかけて再現しました。
「この模様はすごく高度な技術が必要になってきます。だからこそ、いかに綺麗に作り上げるかというのが当時からの目的で、今までやり通しています」と話す澤井さん。
昔からある紋様も、今では作る人がなく三角形に切り込みを入れる技も時間をかけて再現しました。
澤井さんの螺鈿創作
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/07.jpg)
澤井さんは、20年以上修行した「元かんざし職人」。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/08.jpg)
職人時代から慣れ親しんだ「糸鋸」で黒檀(こくたん)という木を、思いのフォルムに切り出していきます。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/09.jpg)
かんざしの技法を取り入れた透かしや彫りも螺鈿の美しさを引き立てます。 長年の経験で培った感覚、技術、美意識で完成度を高めます。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/10.jpg)
切り出した黒檀の木地に、漆で貝を貼り付けます。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/11.jpg)
漆は湿気を吸って乾くので、厚塗りしてしまうと縮んでしまうのだそう。
そのため、漆を塗っては磨くという作業、手間を、何度も何度も繰り返して完成に近づけます。
伝統工芸品は、分業で行うものも多いですが澤井工房は全て、澤井さんの手作業で行われています。
そのため、漆を塗っては磨くという作業、手間を、何度も何度も繰り返して完成に近づけます。
伝統工芸品は、分業で行うものも多いですが澤井工房は全て、澤井さんの手作業で行われています。
天然の素材を使用
同じ貝でも、場所によって色は様々。
写真左側は国産のアワビ貝。写真右側はニュージーランドのアワビ貝。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/14.jpg)
こちらはニュージーランド産のアワビ貝だけを使ったもの。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/15.jpg)
夜光貝を使った螺鈿はピンク色に。
澤井さんは、この天然色を活かして美しく繊細な螺鈿細工を作っているのです。
澤井さんは、この天然色を活かして美しく繊細な螺鈿細工を作っているのです。
そして、貝の美しさを引き出すもう一つの素材が。
それは、浄法寺産の漆です。
それは、浄法寺産の漆です。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/17.jpg)
浄法寺産の漆を使ってみると、仕上がりは透明感や立体感が強調されて出てくるのだそう。
「年数が経った方が漆の良さが出てくる気がするんです」と澤井さんはおっしゃっていました。
2021年、技術の集大成として完成したのが腕時計「高雅(こうが)」。
「年数が経った方が漆の良さが出てくる気がするんです」と澤井さんはおっしゃっていました。
2021年、技術の集大成として完成したのが腕時計「高雅(こうが)」。
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/18.jpg)
限定30本 880,000円
![](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/article/20231026_gohoubi/19.jpg)
薄く、起伏の全くない水平な文字盤は2年かけて完成。螺鈿のパーツは210個に及びます。
貝と漆。そして職人の技が凝縮した澤井工房の螺鈿は、特別な5ほうびです。
貝と漆。そして職人の技が凝縮した澤井工房の螺鈿は、特別な5ほうびです。
お問い合わせ
澤井工房
【住】盛岡市東松園2丁目1-4
【営】10:00~17:00
【休】不定休
【TEL】019-601-8646
【HP】https://sawaikoubou.com
ショールームになっているため、お邪魔して商品を購入することもできます。
【住】盛岡市東松園2丁目1-4
【営】10:00~17:00
【休】不定休
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ショールームになっているため、お邪魔して商品を購入することもできます。
動画はこちらから!
![5きげんテレビの画像](https://img.retsta.jp/tvi/media/1/writer/5kigen_2.jpg)
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