いわて 残したい風景『旧石井県令邸』
2024.10.16
大自然感じる絶景や歴史的景観などのずっと残したい、守っていきたい岩手の風景を紹介する「いわて 残したい風景」。
第一回となる今回は盛岡市にある『旧石井県令邸』です。
アートと建物、両方の美しさを感じることができる場所でした。
第一回となる今回は盛岡市にある『旧石井県令邸』です。
アートと建物、両方の美しさを感じることができる場所でした。
※放送時点の情報です。
ツタに覆われた洋館
「旧石井県令邸」はおよそ140年前、明治18〜19年に建てられた、盛岡市で最も古い本格的な煉瓦造りの洋風建造物です。
今で言う県知事にあたる、石井 省一郎県令の私邸の洋館として建設されました。
建物は半地下階、1階、2階、屋根裏部屋という造りになっており、盛岡市の景観重要建造物に指定されています。
建物は半地下階、1階、2階、屋根裏部屋という造りになっており、盛岡市の景観重要建造物に指定されています。
細部へのこだわりを感じるシンプルで美しい内装
1階、2階の床は各部屋違う板張り、壁は漆喰塗、天井は各部屋違う木製透かし彫りの装飾があり、内装を見るだけでも楽しむことができる建物です。
旧石井県令邸は設計者が名前を残さなかったため、誰によって設計された建物であるかは不明のままです。ただ、暖炉のタイルがオランダの伝統技法”デルフト焼き”だったことから設計者はオランダ人なのではないかと言われています。
建物と自然とアート
旧石井県令邸はアートギャラリーとしても活用されています。
10月7日(月)ー10月19日(土)には宇田義久展「境界」が行われており、建物の雰囲気とマッチしたさまざまな作品を見ることができます。
10月7日(月)ー10月19日(土)には宇田義久展「境界」が行われており、建物の雰囲気とマッチしたさまざまな作品を見ることができます。
少ない色使いでも奥深さを感じられる作品が飾られています。
また屋根裏に飾られた作品は、照明を落としドーマー窓から入る自然光のみで照らされ、建物も含めた全てがアートのように感じられます。
また屋根裏に飾られた作品は、照明を落としドーマー窓から入る自然光のみで照らされ、建物も含めた全てがアートのように感じられます。
先月には盛岡市出身の松坂 渉さんの個展「松坂 渉 鋳金展」が行われ、金属を使用した作品の数々が並びました。
窓から入る爽やかな風を受け、作品がゆったりと回転したりと空間全体でアートを彩りました。
窓から入る爽やかな風を受け、作品がゆったりと回転したりと空間全体でアートを彩りました。
これからもさまざまな作品を飾ることで、建物の素晴らしさとアート作家の素晴らしさをたくさんの方に感じていただきたいと管理を行なっている方がお話ししてくださいました。
現代に寄り添う形でありながら、時が止まってもいるような『旧石井県令邸』にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
現代に寄り添う形でありながら、時が止まってもいるような『旧石井県令邸』にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
盛岡市景観重要建造物 旧石井県令邸
【住】盛岡市清水町7-51
【TEL】090-7322-6197
宇田義久展「境界」
10月19日(土)まで開催/休館日10月15日(火)
11:00~17:00(最終日16:00まで)
※入館無料
※駐車場に限りがあるため、近隣の有料駐車場もご利用ください
【住】盛岡市清水町7-51
【TEL】090-7322-6197
宇田義久展「境界」
10月19日(土)まで開催/休館日10月15日(火)
11:00~17:00(最終日16:00まで)
※入館無料
※駐車場に限りがあるため、近隣の有料駐車場もご利用ください
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